骨折日記15【テーピングになりました】 |
足を骨折したのは残念なことだし(何より苦痛を伴うし)、こういう怪我はすべきではないけれど、その不運な怪我の中にも幸運あり。色々な環境に恵まれておりまして。
・鬼コーチによる懸垂指導という遠隔操作
・整骨院でのパーソナルトレーニング
・クライミングジム仲間による車でのお迎え
・クライミングジムがパスだったから、懸垂のためのジム通いが迷わずできた
・骨折したのが腕や鎖骨ではなく足だった
等々。
そもそも、骨折以前から鬼コーチには「あなたの弱点は筋力不足、引きつける力の不足。とりあえず懸垂が3回できるようになれ」と言われていたのだが、懸垂が1回もできない自分は、これはとても大変なトレーニング。普段は登ったり走ったりで時間も作れず
「わかっちゃいるけど、できないんだよね~~~」と、そのトレーニングから逃げていたわけです。
そして、足骨折。
病院から帰宅途中、車の中で鬼コーチに「足の骨が折れたー(T_T)。しばらくジムには行けませーん」と連絡。
すると鬼コーチから「よしっ、いい機会だ、これはチャンスだ。強くなるチャンスなんだよ!足が動かない期間で自分の弱点だった上半身を鍛えろ、懸垂しろ。1日100回、毎日!今すぐ懸垂マシンをポチれ!!!」との熱い返事。
さらに、骨折した翌日は、たまたま整骨院で体幹のパーソナルトレーニングの予約を入れていたのです。整骨院に連絡をし、かくかくしかじかこういうわけで明日は通常のトレーニングはできない状況なのだが、鬼コーチからの指示(?)で懸垂が上がるようになりたい。そのためのトレーニングをしてもらえないかと交渉。馴染みのトレーナーは、快く(本当は困っていたのかもしれないが)引き受けてくれました。
そこから、肩を傷めないよう注意を払っての「懸垂への道」がスタート。斜め懸垂から始まり、上がってからゆっくり降りて……を繰り返し、ようやく1回上がるようになったのは、懸垂トレを始めてからどのくらいたったころでしょうか…(遠い目)。
1回上がったものの、その後が続かないから、1回やっては休み、また1回やっては休み。これを100回繰り返す。……しんどい。
でも、しんどいしんどい言いながら続けていたら、そのうち3回上がるようになりました。鬼コーチから「まずは3回できるようになれ」と言われていたその3回ができるようになったわけです。
実体験から、女子は懸垂が3回できるようになれば、絶対的にクライミンググレードが上がると思います。でも、足の骨でも折れないと(なんて表現を!)、なかなか懸垂トレーニングに専念することなんてできないよーーねーーーー(^^;;;;
それにしても、この右手小指が、がっつり保持れるようになるのはいつになるのかなぁ。冬はアックス握らないといかんから、12月には復活したーーーい。