八ヶ岳・広河原沢右俣 |
今年は本当に雪が少ない。舟山十字路まで道路に雪はなし、林道もほとんどなし、林道を過ぎるとちょぼちょぼっと雪があるのだけど、よく踏まれていてなんとも楽ちん。あっという間に二俣に着いてしまった。
これだけ雪が少ないと、雪を溶かして水を作るのは困難。流水地点まで水汲みに出かけること必須であります。っていうか、テントは二俣じゃなくて流水地点近くに張ったほうがよい気がする。
1日目は右俣偵察&クリスマスルンゼ登ったる~~~~~と元気はつらつオロナミンな感じだったのだけど、出合について3ルンゼの方を見たら「3ルンゼ行ってみたいなぁ」とつぶやいてもうた。
あっちに見えた氷に誘われたってわけだ。
んで、クリスマスルンゼに行かずに3ルンゼに入ってみたんだけど、雪少なくて歩きづらいし、氷結もなんだかな~~な感じで、良い氷に出会う前に敗退。ただ歩いただけになってしまったけど、北リタ師匠にはアイゼン歩行の良いリハビリになったのかもってことで無理矢理ヨシとする(笑)
2日目、AM5:30テントを出発。出合でアイゼンやら装着して右俣へ入ると…
アラーー!いい具合にクリスマスルンゼが発達してるじゃ~あ~~ありませんか!!
でも本日の目的は「右俣をつめる」事なので、クリスマスルンゼを登ってる時間的余裕はないのでござる。うぅぅぅ…(T_T)(T_T)
雪が少なくてゴーロ歩き(?)がツライのだけど、雪が少ない分氷が露出。本来の気候ならもう右俣は雪に埋もれてるはずなのだけど、この日はけっこう氷を登った気がする(短いものばかりだけどさ)
ナメー
階段~(でも、見た目より悪かった/右に写ってる氷はシャワー状態のため登らず)
草つきMIX~
登って登って~
2個目のチョックストーン滝の手前に風をしのげるよい場所があったので、そこで補給休憩。北リタ師匠はワタシと違い登攀中はほとんど補給しないので(ワタシは燃費悪いからこまめに補給)、自ら補給タイムを主張する必要がある。この補給のタイミングは自分にとっては絶妙だったな…と後に自画自賛。このチョックストーンを越えたら雪壁、草つき、藪こぎが続いて、肉体的にハードな行動が2時間以上続いたのであ~る。
2個目のチョックストーン滝は、短いけどけっこうイヤらしかった(出口が)。ワタシが先に登って、北リタ師匠にロープを出す。
その後は、前述したように、雪壁、草つき、藪こぎ…雪が少ないからラッセルがたいしたことなかったのが救い。
AM11:30頃。稜線にデター(^^)/ バックの岩は南稜P3かな?
あ゛あっ、権現バックに北リタ師匠を撮ったのだけど、木が邪魔してよくわからない写真になってもうた(>_<) この日は午後から晴れマークだったんだけど、予報通り青空が出てきたよ♪
この日の稜線は風が強い。あわよくば、阿弥陀山頂を踏んで中央稜下山を目論んでいたのだけど、この強風では山頂に向かう気しない!!素直に南稜を青ナギまで進み、青ナギから下降。初めて青ナギ下降したけど、なんと青ナギから出合まで1時間ほどでついてしまった。早っ、近っ!!
PM1:30頃、出合付近に着いた。すっかり晴れている。でも風は強いし気温は低い。寒い。
リベンジやりましたね~~~(^^)v 北リタ師匠もこれで完全復活じゃーーい。お疲れサマンサでした!
帰りはなんと中央道渋滞ゼロでバビューーンと帰宅できてラッキー。毎回こんなならいいのにな~。
それにしても寒かった。いや、そういえば八ヶ岳って寒いもんだったけね(^^;;