ワタシも「うっかりちゃん」だけど |
先日、クラックの岩場にて、某ガイドの一行と一緒になりまして。
一人、とても上手い女性がいた。
立ち木から懸垂で降りてこようとしていたが、よく見ると片方のロープが地上2mくらいのとこまでしか来てない。末端処理も施されてなく、ロープの末端は宙に浮いていた。
降り始めようとしていたので、思わず駆け寄り「ロープ一本、下まで来てないですけど、大丈夫ですか!?」と叫んだ。
女性は「あっ!大丈夫じゃないです!ありがとうございます。」と言った。
そして、再び足らされたロープは、片方が少し地面につくくらいで、やっぱり末端処理はされていなかった。
ちょっと心配だったので、こっそり末端を私が結んでおいた(苦笑)
ガイドご一行の、誰もこのシーンを見ていなかった。
ワタシが気づかなかったら、2m程度とはいえ、落ちたら下地が石なので骨折ぐらいはしたかもしれない。ヘルメットかぶってなかったから、落ち方悪ければ頭をうったかもしれない。
人間、うっかりはどうしてもなくせないものだ。後は、うっかり危ないことした後に、どうやって反省できるか。そこから、同じうっかりを繰り返さないようにしてゆけるんじゃないかねぇ。
再びたらされたロープの短さと末端処理なしは、ちょっと悲しい感じがした。