赤岳主稜(からの~~硫黄岳) |
3時起床の4時出発。主稜は混みそうだから早出です。
文三郎道から主稜へのトラバース地点に着くと、5人組のパーティーがちょうどトラバース中でした。
ワタシはと言えば、やけに足指が冷たい。ジンジンして感覚いまいち。そんなに気温低い??と思ってリタさんに聞くと、リタさんは無問題だという。うーん…ちょっと不安。リタさんが「1ピッチ登ってみて、それでも足指感覚戻らないようなら、敗退でもかまいませんよ」と言ってくれる。
AM6:15 、とりあえず、取り付きにトラバースする前に、靴紐を少し緩めてみた。
お天気良好
こんな好条件の日に敗退なんて悲しすぎる。足指よ、なんとか温まってくれーー(T_T)(T_T)
我らもトラバースして取り付きに。チョックスートン左脇にカムで支点作ったけど、先行パーティーが登っていると雪やら小石やら何やらたくさん落ちてくる。ここでリタさんにビレイしてもらうのは申し訳ないなぁ…ハンガーボルトがある方に、ハーケン打って支点作るかなぁ(持ってるカムのサイズで対応できる割れ目はそっちにはなさそうだった)と思っていると、続々と後続パーティーがやってきまして。いやいや、ここでそんなことしたら渋滞作っちゃうね…「リタさん、ハンガーボルトでセルフ取ってビレイをお願いします」
ちなみにリタさんはこの時、ワタシがカムで作った支点の位置でビレイはイヤだなぁ…と思っていたらしい。まぁそうだよねw。
そんだば登攀スタート。AM7:00頃。
<取り付きにいる先行パーティーの図>
AM 7:53。フォローするリタさん
先行パーティー
阿弥陀岳に日が当たり始める。
AM9:20 フォローするリタさん(この写真ではロープしか認識できないw)
先行するパーティー
途中途中、先行パーティーを待つ時間あり~ので
登るメパンナ
途中で先行の5人パーティーを抜かしましたが、「ガイドさんですよね?何人連れてるんですか?」と言われました。あははははは!!!いや、そんなこと言われて嬉しいような恥ずかしいような(^^;; そんな風に言われるほど手際良くなかったです。残置使わず、ハンガーボルトを「ここどうぞ、使ってください」と譲ったりしてたからかな!?
登るワタシがどっかに小さくいるw
この先もうすぐ赤岳山頂(北峰)よー。
AM10:00頃、山頂到着!待ち時間入れて3時間。残置無視&待ち時間を考えたら、今のワタシの実力としては上出来なタイムスケジュールだす!!!!
取り付きでハンガーボルトを使いましたが、そこはご愛敬…。こだわって渋滞を引き起こすよりもよかったと思います。それ以外は一切残置使わず、カムとピナクルでやりくりできたしねー(^^)/ 全てのピッチをリードさせていただき、リタさんには感謝感謝です m(_ _)m
南峰に移動して、記念撮影。
ところで、この日の主稜は大人気。うちらが登ってる間にも続々と取り付きに人々がやってきていました。早出して大正解だったなー。
それでは、リタさんご希望の大同心稜を目指しますか!??(でも遠いなー横岳ー)
大同心稜で懸垂あるはずだから、ハーネスはそのまま。
地蔵尾根との分岐は、見たらそこから下山したくなるので脇目も振らずに通過。
しかし…本当に遠いな…横岳…。
しかも、奥の院手前の縦走路、こえーーーーーー!!!赤岳主稜のが安心できるのは何故!??皆さん、よくこんなとこ行くよね!???主稜を残置無視でオールリードした後に、罰ゲームを課された気分なんだけど!??(笑)
奥の院に着いたが、正直疲れているw
横岳に着いたが、相当疲れている。
恐らくリタさんも疲れている。
そして、大同心稜下降地点に来たけど、雪が着いてなくてただの急で危ないガレ場。満場一致で大同心稜は降りずに硫黄岳経由で下山決定。
ぶへーー。PM1:46、硫黄岳到着
赤岳が…遠い…あんな遠いところから歩いてきてしまった。
まぁ疲れたと言いながらも、PM2:50にテント場にもどれました。罰ゲーム無事終了(笑)
テント場に戻れて喜びのポーズ。
トイレの前で偶然カトリーヌに遭遇。カトリーヌは小学生の赤岳登頂サポートでやってきたんだってー。しっかり登ってたよ、小学生の女の子。スゴイね(^^) んで、カトリーヌからMr & Mrs YZも鉱泉泊でいるときいて、夫妻にもお会いし、お部屋にお邪魔して焼酎をごちそうになったりしちゃった!ごっつあんでっす!!