マルチピッチリード講習-1回目

本当は土日で2日間受講予定だったんだけど、雨予報のため土曜日朝5時にミズガキ集合可能かと、前日金曜の夜に連絡が入りました。しかし連絡来た時点でまだ帰宅途中。帰ってから支度して、車一人で運転してミズガキ…。運転がコワイなぁ(><)。それに金曜夜の出発だとニャースの注射問題も。

運転はコワイから無理は禁物。申し訳ないけれど土曜日はキャンセルさせていただき、土曜の夜に現地入りして日曜だけ参加にしました。

そして日曜日の講習地は小川山。塾長が指定したスタートから、トポは見ず、自分でルートを選んで登っていきます。支点はカムか木かピナクルか。ボルトはありません。

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ここは「大貧民」というルートらしいです。

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本日のパートナーはYZ親分。一緒に登るのは初めてですが、気さくな親分で、「ボクは昨日一人で登ったけど、君は昨日登れなかったからね、今日は思う存分リードしたまえ、何なら全部リードでいいぞ、うははははは」的な。きっぷがいい。

以下、ルートについて詳しく書いているので(いや、記述がはちゃめちゃなので読んでもわからないかもですが)、これからオンサイトを試みるI塾講習生の方は読んじゃダメー!





以下、写真は I 塾長の日誌より拝借。

I 塾のマルチピッチリード講習では、講習生同士で登るラインを決めます。塾長は、基本見守りスタンス。

・スタートだけ塾長から指定されて、講習生同士でオブザベ
・実際にオブザベしたラインを登る
・登りながら、改善点を塾長が指導

という内容です。とっても自由に登るわけで、ロープワークで疑問が出て、ワタシが「?」ってなっても、ワタシ自身が答えを出すまで、塾長は根気よく待ってくれます。多分、こういうのが自分には相性がいいんだろうなー。ただ言われたとおりに作業しても、ちっとも覚えられないので、自分で考えながら「あーーここはこういうことだからこうしなきゃいけないんだ!」って気づくことで、自分の身にしみこんでいくと言いますか。

じゃあ、あそこの木でピッチ切りますね…として、メパンナリードしまぁ~~す。

ところが、登り始めてしばらく行くと「えっ、そっちのライン!?そこはプロテクション取れなくない!??」という声が下から。どうやら親分とワタシの思い描いたラインが違うらしい(ピッチの切りどころついては同じ認識だけど)。ワタシが行こうとしてるところは、フレークっぽくなってて、ワタシはその中にカム決められないかな~って思ったのね。でも下からではどの程度プロテクションが取れるのかよく見えなくて。親分が選んだのは左に迂回してゆく簡単めなライン。そうか、最初だし「登ってみたいライン」じゃなくて、確実にプロテクションが取れて登れるラインを行くってのが今は重要なのね!と、気づいて、親分ラインへ。

でも、後で思ったけど、自分が登ってみたかったラインも偵察するだけすればよかったな。偵察しにそのラインへ行くと、元に戻りにくくなるからちょっと難しいんだけど。

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予定の木でピッチ切ります。ここからワタシがまたロープワークわたわたで、下ではだいぶじれていたみたいです(^^;;

何が発生していたかと言えば、この間マルチピッチ講習を越沢で受けた時の自分のリードの2本目の時と同様、ルベルソでロープがスタックしてうまく引き上げられなかったのね。何でかな?と思ったら、今回塾長の指摘を受けて気づいた。セカンドが登ってくる方向に対して、自分がまっすぐのラインにならなくちゃ、ルベルソでオートロックがかかっちゃうんだ!(たぶん、自分しかこの意味がわからないと思うんだけど、自分が理解できたからそれでヨシw)。

2ピッチ目、右上するラインと左のフェイスを上がるライン。どちらもとりあえず見える範囲では行けそうだけど、親分が「こんなに苔がすごいところは、登られていないってことだし、オレはこんな苔苔したところは行きたくない!」と、それはもう左のフェイスに行ったら恐ろしいことになりそうな勢いだったので、親分希望の右上ラインへ。

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最初がカムが決めにくい割れ目に感じて、「ナッツ決めていいっすか~?」と言ってナッツを決める。でも心元ないので、2つ決める。すると塾長が「ナッツを1つ目のプロテクションで決めると外れやすくなって危ないってことは認識しておいてください」と言うので、やっぱりカムを決めようと、ナッツを1つ外してカムをセットしてみた。そのまま上がって行くんだけど、なんかカムが決めにくくて、苦し紛れにマイクロカムを。「あんまり決まってないかもぉ~~」と自己申告して、でも簡単なラインではあったので、そのまま上がる。

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上がってもまだ先のラインが見えない。そのまま進んでみたら、木が見えた。その先で上がれそうなので、木でピッチを切る。

3ピッチ目、カンテの方に進んで、かなり枯れ具合が進んでいる木があり、そこにランニング取る。枯れつつある木だけど、クラックもなくて他にプロテクション取るとこないから仕方なす。ないよりまし。んで、そこからスラブ。短いしスラブとしては難しくないんだけど、いかんせんけっこうなランナウトになる。でもその先には木が見えるし、このスラブさえ越えてしまえば無問題な感じ。これはGOでしょーー。

上がったらそこはステキなテラスになってたよ。先の方に木が1本あって、そこを支点にすると、そのまんま木登りで頂上に出られそうな?でも、ビレイする場所がこのテラスの方がステキなので、このテラスにある木でピッチを切ることにする(結果的には、その先の木で取った方がよかったんだけど)

最初に支点作ろうとした木は揺らしたらぐらんぐらん揺れてた。枯れ木。もう1本別の木をパンパンを叩いて「君はダイジョビよね?」と思ってそこを支点に。塾長をセカンドであげたら「その木は枯れ木――。支点にしちゃダメダメ~~」と言って、急いで別の木に支点を作り直しました。揺らしてみたら確かにぐらんぐらん。なんで1本目は揺らしたのに、2本目はパンパンと叩いて終わりにしたかな、自分(>_<)。

親分が上がってきて「あのスラブ、よくリードしたね!」と言われました。下山してから聞いたんだけど、他の講習生はあのスラブでかなり悩むらしい。「ランナウトするけど、ここで正解なのか!?本当は別のところにもっとプロテクションの取れるルートがあるのではない!?」と。ワタシがここを迷いなく登れたのは、行く手にプロテクションの取れそうな木があることと、ゴールとなる岩場が見えていたこと、そして最近小川山でスラブを何回か登っているので、少々のランナウトとスラブムーブに慣れ始めていたので、落ちずに登れる自信があったというのが要因かなと。やっぱり、最低限の登攀力がないと、突破力不足になってしまうかなーと思いました。うん、フェイスももっとがんばろうっと。

そしてワタシが木登り…と思った木の方を見て、「おっ、あの奥が噂の穴抜けだな!?」と親分が言います。そういえば、ワタシも塾長ブログで他の講習生が穴抜けしてる写真見たかも!??

そんなわけで4ピッチ目、いったんその木のところまで行って奥を見たら、確かに穴抜けできるようになってるではあ~りませんか!穴の中でカムで支点構築。

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5ピッチ目、穴抜けしまーす。チムニーめちゃ狭い。んで、律儀にカムを途中で決めたりしたけど、穴が狭いのでプロテクションなくても挟まって落ちませんからw

チムニー抜けてからカムで支点を作るために、カムをぶら下げて行ったけど、カムも邪魔だしチョークバックも邪魔だし、ハーネスも邪魔(笑)。でもにじにじと上がってやっとこさっとこ抜けたら、そこもまたステキなテラス~~わふ~~。

このチムニーはとてもサブザックなどを持ったままでは上がれないので、不要なものは全て荷揚げ。

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カムで支点作って親分を上げますが、がっちり体型な親分はチムニーが抜けられません。最終的にはギブアップして、他ルートを回ってごぼうで上がってきました。

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ラストおまけのボルダーで最終ピッチ。個人的にはここが一番怖かったーーー。

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登りますた!!

結局、親分の助言がどんぴしゃで、我々は大貧民のルートを間違えずにそのままトレースしたそうです。講習でルートをまんまトレースしたのは我々が始めてだとか!?ワタシだったら多分あっちも行けそう、こっちも行けそうっていろいろ試しちゃってたかな(^^;; いや、それも楽しいと思うんだけど(だって講習だし!)。

1~3ピッチはそれぞれ約1時間、4ピッチ目は短いからそんなにかかってなくて、5ピッチ目は親分がチムニーに嵌まっちゃったのでちっとかかった。おまけの6ピッチ目は置いておいて…。次はまたルートによって所要時間がかわってくると思うけど、今回より手際よく支点作りができるようにして、時間も短縮したいところです。

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今日のメパトレ

◎マルチピッチリード講習@小川山・大貧民ルート(5.7)
6ピッチ、全部リード

スタート:6時30分
5ピッチ目終了:12時00分くらい (だったと思うんですが、うろ覚え)

<自分メモ>
・名称が覚えられないのが玉に傷…。カウテール、ムンターヒッチ etc
・トラバースの動きになるときのビレイはゼロクリップすること。
・懸垂のとき、ロープを連結させるのに結んだらぐいぐい引っ張って結び目をしっかりしたものにするのをお忘れなく。

ちなみにこの時の結び方も「固結び」と言われればわかるんだけど(苦笑)、違う名前で言われるとわからなくなる…。ワタシ…バ◎?
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by team-banzai | 2014-08-28 13:20 | のぼら~(岩) | Comments(0)

最近はもっぱら岩をよじ登っております。


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