八ヶ岳3days- 三叉峰ルンゼ |
八ヶ岳2日目、予定では赤岳主稜の予定だったけど、天気予報がくもり&ガスのため変更。三叉峰ルンゼをこの日に持ってきた。でも、雪崩の危険があるため、少し入ってみて雪の状態が悪ければ、隣の石尊稜へ変更。さらに、石尊稜に踏跡がなければラッセルが厳しいので赤岳主稜へ転進という計画で出発。
ちなみに、赤岳主稜はワタシの希望、三叉峰ルンゼは大門リーダーの希望。ガイドには、三叉峰ルンゼは「アイスのゲレンデ卒業ルート・3級」と書いてある。途中Ⅴ級程度のアイスもあるとか。アイスも冬山も、条件で相当グレードが変わるから何とも言えないけど、ちょっとワタシは頑張らないといけないグレードな感じ。
とりあえず踏跡あり。取付に向かって歩いていると、後ろから男性2名が追いついてきた。石尊稜に行くそうな。(石尊稜と三叉峰ルンゼはお隣で、途中までルートも一緒)いくつかかの二俣。右に行けば石尊稜、左に行けば三叉峰ルンゼ。しかし左の三叉峰ルンゼのルートに行ってもF1手前で石尊稜に上がれる。男性二人は三叉峰ルンゼ経由のルートを進む。
そうこうしてるとF1(F2?)が見え、さらに男女のペアがラッセルしている姿が。踏跡はなく、我々は彼らの踏跡をラッセル泥棒していたらしい。ヘロヘロなワタシとしては、申し訳なすと思いつつもありがたやありがたや…。
男女のペアも石尊稜へ。三叉峰ルンゼは我々だけ。大滝に取り付きます。
大門リーダーがトップで大滝を登り、登ったところでピッチを切ります。この大滝が三叉峰ルンゼの核心らしいのだけど、雪でけっこう埋まっててね。さらに左がけっこう段差ができてたので、「リーダー、是非とも右のたってるとこじゃなくて、こっちの段差のルートでお願いします!」とワタシの弱気な希望により簡単なルートを登ってしまった。今思えば、大門リーダーには物足りなかったカモ?んなわけで、Ⅴ級の壁は登ってないざんす、あしからず(^^;;
2ピッチ目は斜面も緩く、氷も短かったので、ワタシがそのままツルベで行き、スクリュー1本打って、次の支点まで50mロープぎりぎり。
レンズが曇っちゃったー。何ピッチ目だか忘れちゃったな、どこだっけ(?_?)
この時間帯がこの日では一番天気良かったよ。午後はずっとくもりとガスだったし。
いくつかの滝を越えて、三俣。そのまままっすぐ詰めることもできるのだけど、ラッセルが大変なだけだからここから石尊稜に上がるべしとなり。
しばし大門リーダーによるラッセル。
んで、石尊稜へ上がったら先ほどの男女ペアがいたよ♪ 男性2名はまだ後ろらしい(姿は見えない)。ここから先は写真なし。石尊稜の上部岩稜を登って稜線に出で。取付から稜線まで約4時間なり。
地蔵尾根を下って赤岳鉱泉へ戻るわけですが、途中訳あって中山展望台に立ち寄り。この日は何も見えなかったけど、写真を撮るには絶好のポイントだそうですよ(^^)。
んで、夕飯は大門リーダー奥方による特製カレー。旨し!!
2日目もこなせてホッと一安心。3日目はいよいよ赤岳主稜だよーーーん。