朝日連峰縦走 - DAY 3- |
山頂でご来光を見てそのまま下山すべしと思い、目覚ましをAM3:00にセットしたけど自然に2:30に目が覚めたー。さくさく撤収してまだ暗い山頂へGO。
山頂でコーヒーをいれます。さすがに明け方は冷える。レインを着てるけどダウンも着たいなぁ…でもダウンはザックの下のほうだなぁ…。
結局ダウンは出さずに朝日まで耐えました。ご来光を拝んで…
祝瓶山とその向こーーーうの方には飯豊連峰。
山頂にはたくさんの人が…。
それでは下山をば。
下山は五味沢へ降りてそこから小国駅までバスというルートです。一番近いのは朝日鉱泉 or 古寺鉱泉へ下山だと思いますが、この時期そこから駅までのバスがまだ出てないのです(翌週より運行開始だったかな?)。そんな事情もあって通常は五味沢への下山ルートは利用しない人が多いようだけど(ルーとが長いからw)、この日は他にもわりといたみたい。
普通に下れば五味沢までCT8時間。でも昨日眺めた祝瓶山が気になるぅー。この山に立ち寄るとなると+2時間(しかもいったん下って、そこから登り返し)。
五味沢からのバスは1日3便で朝の便のあとは13:27、そのあとは16:30。16時台のバスでも東京までの新幹線には乗れるけど、家には終電になっちゃうんだなー。13時のに乗りたいなー。祝瓶山寄ったら13時のバスに乗るのが厳しいかなー?
少し降りてから大朝日岳を振り返り。さらばじゃ、朝日連峰よ!
目指すはあのちょっと変わった形の祝瓶山じゃー
あれ?祝瓶山行くことにしたんですか??(^^;;
ええ、そうなんです、行くことにしたんです。
メパンナ以下回想↓
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泡滝ダムへのバス(マイクロだけど)は満員でした。20名くらい乗ってたのかな。んで、このバスに乗ってる人々、おそらくほとんどの人が同じコースを歩いて大朝日岳へ縦走するはず。多分、その3分の1くらいが最初のタキタロウ小屋に宿泊、その他はほとんどが以東小屋泊、ワタシともう一人おじさまの2名のみがその先の狐穴小屋泊。
以東小屋泊の人々はそこでだいぶコミュニケーションをとってたみたい。そこで下山口の話になって、朝日鉱泉に下山してタクシーを誰かとシェアして帰ろうと目論んでいる人、五味沢に降りてそこからバスを考えるという人などいろいろ。朝日鉱泉からのバスがまだ運行してないことから、五味沢に降りる人が意外に多かったらしい。そして、五味沢に降りる人々は皆「祝瓶山にも行く」と言っていたらしい。
この話はワタシが狐穴小屋でのんびりしている間、以東小屋にて繰り広げられた会話らしいのだけど、「え゛――っ、じゃあワタシも祝瓶行かなくちゃ!!!」(注:誰にも強制されておりませんw)という気分になったのであります。
この話をしたのが昼間ツェルトの前でなけなしの白ワインを飲んでるときなんだけど、タキタロウ小屋手前で追い抜いた30代の青年(そして昨日は大朝日に向かう途中でワタシが追い越されている)と、ワタシのツェルトの後ろに張られたGORE-LIGHTのテントの男性と、ビールをくれた隣のアライテントのおじさまとの会話中。おじさまは違うルートから来てピストンなのだけど、青年もGORE-LIGHT氏も同じバスだった。
GORE-LIGHT氏は1日目、タキタロウ小屋で「今から行っても以東小屋はいっぱいで泊まれないからここに泊まりなさい」と言われタキタロウ小屋に宿泊、2日目に一気に大朝日までがんばったそうな。青年は「以東小屋まで来ても泊まれたのに残念でしたねぇ」と言ってた。以東小屋も混んではいたけどまだ何とかなるような感じだったらしい。
そして話してゆくと、GORE-LIGHT氏、去年ワタシと同じ日程で飯豊連峰を歩いていたことが判明!なんと同じバス、同じ電車(驚)。駅についてタクシー2台、ワタシは左のタクシーに乗車、GORE-LIGHT氏は右のタクシーに乗車、あーーーーニアミス(爆)!
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まぁこんな感じで祝瓶山に行くことにしたんだけど、日の出とともに出発すれば13:27のバスにも間に合うかなぁ~と思ったわけです。
近づいてきたよ、お祝いの瓶ちゃん♪
しかししかし、このルート予想以上にきつい。この連休に合わせて小屋番さんが草を刈ってくれたらしいけど、それでも道が悪い。左がきれてて時々落ちる(草が生えてて見えない)。意外に急登でさらにステップが切られてないのでアキレス腱もふくらはぎも伸びまくり。そんなわけで遅々として歩みが早くならず、気づけばCT1時間の道のりに本当に1時間かかってしまうような自体(ぎょえーーバスの時間が…)。
ほどなくして追いついてきた青年と一緒になり、ともに祝瓶を目指すも…うーーん、きつい。
振り返ると大朝日岳から歩いてきたルートががっつり見渡せます。
ワタシと青年が一番先行して歩いているはず。他の皆さんはまだ後ろだ。他の皆様…おばさまもおじさまも、小学生の子供もGORE-LIGHT氏も、同じく単独だった若くてかわゆい女性も…このルートダイジョビだろうか…(皆様は16時過ぎのバスに乗ると言ってたけど)
どのくらい道が悪かったって、L2Lの三ツ峠から笹子峠までの道のりみたいだったんだよ(かなり限定された人にしかわからない例えですが…)、んもーやんなっちゃうよ。
ぼやきながらも…ほい来た、山頂!
あれが大朝日岳ねーー。ワフーーー!
以東岳からずっと見渡せますよ。歩いてきたルートを眺めてしばし山頂を堪能。
この縦走の中で、この祝瓶山が一番良かったなぁ♪
では下りましょう。
最後道路に出る前に板一本のステキな吊り橋が…。
太さはいいんですけどね、かなり揺れるのです。
青年も慎重に渡ります。
道路に出たらそこからひたすら車道歩き。車道暑いーー車道だるいーーー。車が来たら絶対ヒッチハイクぅーと思いながら青年と歓談しつつ歩き
あぁ……このペースでは13:27のバスには間に合わないな。L2Lもどきの道に苦戦しちゃったな(>_<) 走れば間に合うけど…炎天下の舗装路、荷物背負って走るのヤだなぁ……とずっと葛藤。
結局走らず、車道全体の半分程度歩いたところで天の恵み!!おばさまの運転する軽自動車がやってキターー!!!!
おばさまは快く我々を乗せてくれて、さらに五味沢でなく小国駅まで連れていってくれるとな!おばさまーーーー(感涙)!!!!!ありがとう!!!!!!!!!!!!!!!
そんなわけで余裕で駅に到着して、駅近くのスーパーでビールと食糧を買い込んで米坂線に乗り込み、夕方には新幹線で東京に戻れたのでした。
最後のヒッチハイクはまさに感動☆おばさま、本当にありがとうございました。おばさまは小国駅に行くわけじゃなかったのに、わざわざ行ってくれたんだよーー(T_T)(T_T)
2泊3日の朝日連峰縦走(ソロ)、これにして終了なり~~~。