北リタ塾開幕★白毛門山アタック |
恒例となりました第一弾「てんぷくトリオ・白毛門山」、冬山修行でございます。
★過去の白毛門山行き
-2009年 -
第一回:1 2 3
第二回:リベンジ編 1 2
-2010年 -
第三回:てんぷくトリオ+α編
そして、2011年。例年より1週間早い日程でのアタック。
今年こそ…今年こそ…なんとしても山頂を踏むべし!
山頂まで登りに12時間かけても、日が暮れて暗くなろうとも、
とにかく今年は山頂へ行くべし!
そんな思いで臨んだ北リタ塾-2011- 開幕です。
まだ暗いです。1月2日、AM4:07出発
12時間かけて山頂に着いたら16時。すぐに日没。
日が沈んだあとのルートファインディングを想定し、
ルートを間違えないように、旗の代わりに置いてゆく点滅するLEDも準備。
雪が降っていますが、気温が思ったよりも高い。
今までにない暖かさ…
※注:けっして一般的な暖かさという意ではありませんがw
今回のお供はえくんちょちんからもらった最新作「箒に乗ったマリー」です♪
過去4回のアタックと比べ、今回の冬型の低気圧は激しそうだ…という予想につき
各自グローブを新調しました。
左の5本指は某M氏のBlack Diamond Prodigy
真ん中の赤いのは北リタ師匠の Heritage 羽毛ミトン・ノーマルバージョン
右のんはわたくし、メパンナの Heritage 羽毛ミトン・ヒマラヤバージョン
ワタシの羽毛ミトンは、高所登山にもOKな、ものすごーーく暖かいミトンです。
けっこう高価でした…(T_T) 山行3日前に慌てて購入しました。
そんな強力グローブを携えてスタートしたわけですが、
歩きだしたらあらビックリ!雪が少なーーーい。
例年のアタック時より1m以上少なかったんじゃないかな。
しかも気温も高い。何℃だったかは正確にはわからないけど
歩いているとすぐに暑くなり、汗をかかないようにするために
どんどん脱いでいき
新調した強力グローブも強力すぎて手に汗をかきはじめたので
いつも使っている5本指のグローブに取り替えて。
なんなんだ、この気温の高さは!?
そして夜が明けました。
途中、幕営している二人組がいて、我々が通りかかったときにはちょうど出発準備をしているところでした。
土合駅でテントを張っていた4人組が1月1日に白毛門山を登ったそうなのだけど
上の方は雪が深くて首までのラッセルもあったとか。結局松ノ木沢の頭で引き返してきたらしいのだけど
そうすると松ノ木沢の頭まではトレースがあるっていうこっちゃ。
途中ふきだまりになってるところとかはトレースが消えていたけど、多少残ってる感じ。
前半はラッセルもあんまりなくて、かなり楽ができたなぁ。
しかし標高が高くなるほど雪が深くなり
過去3回のアタックと比べたら、それでも雪が少ないのだけど、
今までにない雪の重さ。ラッセルに苦戦します。
5歩もがいても10cmも進んでないような、遅々としたラッセル……(>_<)
吹雪いたりもしてるのですが、夜明けとともに時々日がさして青空が出たりして
視界がよくなると元気百倍だよねぇ(^^)
吹雪 時々晴れ な中、ひたすらラッセル。
途中我々のトレースで登ってきた、幕営の二人組。
群馬の某山岳会の人のようで、リーダーと新人さんという感じ。
リーダーが「ラッセルのトップ、代わりましょう」と言い、トップでがしがし
雪を漕ぎだしました。新人のトオル(仮名w/若そう)は、雪にまだ慣れてないのか
遅れだして、山岳会のリーダーをトップに、なぜか我らてんぷくトリオが
すぐ後ろにつき、肝心のトオル(仮名)はずっと後ろに……
トオル(仮名)が見えなくなるくらい離れてしまったので、
リーダーはトオル(仮名)を待つことに。
リーダーのおかげでラッセルがかなり進んだよ♪
てんぷく3人でラッセルトップを交代しながら進んで
んほっ!岩が見えてきた!
ここは2009年のリベンジ編のときに到達した場所。
このもうちょと上まで行ったところで、引き返したんだよー。
行くぜ行くぜーー!
トオル(仮名)と再度合流したリーダーが追いついてきて、またラッセルのトップをやっくれたの。
リーダーのラッセルは実にパワフルでかなりの距離を稼ぎ。
しかしそんなラッセル隊長なリーダーもかなり疲れたようで山頂のちょい手前で
ラッセルトップは三度我らに戻り
多分もう少しで山頂…(ガスってて見えない)
多分もう少し……
そしてここは
山頂!!(多分w)
山頂!!!!!!!!!!!!!!!(多分ww)
4回目のチャレンジにして、ようやく白毛門山の山頂を踏んだてんぷくトリオなのであります!
山頂の標識とかは雪に埋もれてますので、山頂を踏んだ証明写真としては
よくわからないものになっていますが、ここは山頂なのであります!
やったーーーーーーーーーーーーーーーーーー
結局登りは7時間で山頂に到着することができました。
予定よりかなり早い登頂です。
雪が少なかったこと、気温が高めだったこと、
ラッセル隊長のリーダーがラッセルをがんばってくれ、ラッセル効率がよかったこと
……などが要因だったと思います。
山頂は強風で寒いのでそそくさと下山。
そして土合駅に戻ってきました。13:50くらい。
う~~ん……ずいぶん早く戻ってこれたな。
同じ山でも条件がよければこんなに早く登れるんだ。驚きだー
とりあえず、登頂のご報告(^^)
また後でいろいろとまとめを書きますわ。